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2012/10/03第80回 先端医工学セミナーのお知らせ

10月30(火)午後6時30分より先端医工学セミナーを開催いたします。

今回は、山口大学大学院医学系研究科 消化器病態内科学 准教授 寺井 崇二先生をお迎えし、肝再生に関するご講演を賜ります。

大変興味深いご講演を拝聴できるものと思います。どなたでもご参加頂けますので、多くの皆様のご来聴をお願い申し上げます。

 

 

 

講師:山口大学大学院医学系研究科 消化器病態内科学

 

   准教授 寺井 崇二先生

 

 

 

演題名:「肝硬変症に対する骨髄由来細胞を用いた肝臓修復再生療法開発の現状と肝線維化環境下の肝発がん制御の可能性」

 

 

 

 

抄録:

 

我々は、肝硬変症に対する自己骨髄細胞投与療法、Autologous Bone Marrow infusion,(ABMi) therapyを開発してきた(ABMi療法は、全身麻酔下にて非培養の骨髄液400mLから単核球細胞を洗浄投与する方法である)。

その機序としては骨髄細胞を投与することにより硬変肝にて肝線維化が改善し、その結果肝前駆細胞が活性化、肝細胞が増殖することで肝機能が改善すると考えている。また脾臓摘出術併用、rFGF2の投与により骨髄細胞投与の効果が増加するなど明らかになってきた。本セミナーでは、今までの骨髄細胞を用いた基礎研究成果および臨床研究の現状(多施設臨床研究)について発表する。現在のABMi療法では全身麻酔下にて骨髄液を採取するため適応は全身麻酔が可能な症例が限定される。そこで、さらに低侵襲の治療法として、外来にて局所麻酔下にて少量の骨髄液を採取し、骨髄由来細胞を培養、増幅し肝臓修復再生療法を行う肝臓修復再生療法の開発のための基礎研究を行い現在臨床応用へと準備を進めている。この状況について説明する。

一方で、肝機能の改善した患者は、肝硬変症、肝細胞癌患者の多くは、肝細胞がんの発生、肝発癌の再発予防法の開発を強く求めている。すなわち、肝線維化が進行する中でなぜ肝発癌が起こるのか?という問題が重要である。この肝線維化と肝発癌については、以前より研究してきた肝細胞を制御するHLH型転写制御分子HHMについての知見について発表する。

 

 

 

日 時:1030日(火) 18:3019:30 

 

場 所:West Wing 3階 内視鏡外科手術トレーニングセンター講義室

共 催:福岡医学会

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