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ごあいさつ
本講座では救急医療における研究と救急医の育成に取り組んでいます。
九州大学大学院救急医学講座 高度救命・災害医学分野のホームページへようこそ。令和5年6月付けで、新しく新設されました救急医学講座の教授に就任しました赤星です。九州大学病院では救命救急センター・センター長を拝命しています。
救急医学はさまざまな疾患の急変対応に向き合う学問です。胸骨圧迫法が開発され心停止となった患者さんが助けられるようになり、除細動器の発明によりさらに救命できるようになりと先人の救命への追及の積み重ねが救命率の向上につながっています。きっともう助からないと考えていた病態でも、何かをきっかけに助けられる時代がくると思います。そのためには救命救急医学に対する地道な研究はかかせないと考えます。私ども救急医学講座 高度救命・災害医学分野では、これまでの概念にとらわれず、九州大学という総合大学の強みを生かし他の基礎研究分野の先生方とも協力して研究を進めています。臓器不全におけるレドックスイメージング、新規ドラッグデリバリーシステム開発、幹細胞などを用いた再生医療が研究テーマです。心肺蘇生後の脳蘇生はもちろん、臓器の蘇生と再生にも注目し研究を行ってまいります。
また、災害医学は、近年多発する自然災害や、社会情勢の不安な中でおこるテロなどによる傷病者にも対応する医学です。災害から命を守るためには、過去の災害を知り、その反省にもとずきこれからの対策を立てることが大事です。私どもは、IT技術等をもちいて災害情報をいち早く収集し、現場に医療をとどける仕組みづくりや、一般市民の方々への防災への教育活動に特に力をいれて活動しております。是非、救急および災害について研究をしたいという方がおられましたら、一緒に研究してまいりましょう。 九州大学では大学院博士課程、社会人大学院修士といった仕組みがあります。気軽に赤星まで(akahoshi.tomohiko.006@m.kyushu-u.ac.jp)ご相談ください。
現在行われている研究
災害医学分野
- 1.原子力災害に対する災害拠点病院におけるBCPの作成(厚生労働省、原子力規制庁)
- 2.九州大学災害支援団による北九州豪雨災害支援活動
- 3.外傷トレーニングコースの開発と研究
救急医学分野
- 1.臓器不全(ARDS、肝不全)に対する新規治療法の開発
- 2.薬剤性心筋炎の早期認知と治療法の開発
- 3.肝虚血再灌流における治療分子の検討