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2016/06/10第106回先端医工学セミナーのお知らせ
6月17日(金) 18時より第106回先端医工学セミナーを開催いたします。
今回は、千葉大学大学院医学研究院環境生命医学助教の鈴木崇根先生をお招きし、
「クリニカルアナトミーラボ~医学部の古くて新しい扉~」と題してご講演を賜ります。
大変興味深いお話を拝聴できるものと思います。
どなたでもご参加頂けますので、多くの皆様のご来聴をお待ちしております。
タイトル:クリニカルアナトミーラボ~医学部の古くて新しい扉~
概要:海外においては屍体を用いるCadaver Labは大学単位にとどまらず、市中の中核病院にも設置されており、サージカルトレーニングやバイオメカニクス研究等が幅広く行われている。ところが本邦においては法律的な面や献体を預かる解剖学教室の諸問題から設置状況は極わずかである。千葉大学大学院医学研究院では、2010年9月に献体されたご遺体を用いて医師の教育・研究を行う施設クリニカルアナトミーラボ(以下CAL)を正式に立ち上げ、2011年5月から運用を開始した。利用実績は2014年申請17件(参加医師99名)、2012年申請31件(271名)、2013年申請40件(300名)2014年申請43件(356名)2015年申請37件(400名)であった。参加者はきわめて順調に増加し、教育・研究に様々な形で使用されている。立ち上げから5年が経過したが、実際には演者が2008年に現職に着任してから活動を開始してきた。CALのすべてに関与してきた演者がその活動の中で感じたCadaver Lab設立の問題点を述べたい。最終的にそれをどのように乗り越えCALを立ち上げたかを報告し、今後同様のラボを立ち上げたいと考える仲間の参考になると幸いである。
時間:6月17日(金)18:00-
場所:臨床小講堂1
主催:九州大学病院先端医工学診療部、先端医療イノベーションセンター
共催:福岡医学会