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原子力災害拠点病院BCP策定
各原子力災害拠点病院において複合災害としての原子力災害を想定した業務継続計画BCPを策定する際に以下の教材を参考にされてください。
- モデルBCPとしては以下の5点が含まれていることが望ましいです。
- 公開情報(内閣府原子力防災、道府県地域防災計画、原子力事業所等)に基づく原子力災害のリスク評価、業務影響分析、業務継続戦略の検討
- 原子力災害時の被ばく傷病者受け入れ体制の整備、原子力災害医療チームの派遣
- 原子力災害時のリスクコミュニケーションのあり方
- 職員の安全配慮義務
- その他
- 作業時間としては下記の研修(4時間程度)を終えたのち、何度か会議をされ、5−10時間程度で、A4数枚の内容としてまとめれば十分かと思います。
- 下記の研修内容について質問がある場合、あるいは策定するBCPでご相談がある場合は、主任研究者の永田高志()まで気軽にご相談ください。
- なお、下記の研修教材の二次利用については著作権の関係もあり、ご遠慮ください。
オンライン・ワークショップ
1)事前学習 動画閲覧
永田高志(九州大学) 原子力災害拠点病院のためのBCP研修 60分
第1部 第2部永田高志(九州大学) 原子力災害拠点病院に必要なリスク・クライシスコニュニケーションのあり方 24分
動画2)オンライン・ワークショップ
研修1(40分) テンプレート説明およびグループディスカッション
「複合災害による原子力発電所事故を想定した原子力災害拠点病院の対応について」 九州大学 永田 高志
研修2(40分) 「原子力災害拠点病院のBCPと病院職員の安全配慮義務」
銀座パートナーズ法律事務所 弁護士 岡本 正
研修3(40分)「原子力災害拠点病院のためのリスク・クライシスコミュニケーション演習」
藤田医科大学岡崎医療センター救急診療科 病院教授 有嶋 拓郎
3)教材、マニュアル、テンプレート提示
参考文献
- 厚生労働省 災害医療
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国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所
診療に役立つ放射線の基礎知識 - Center for Disease Control and Prevention. Crisis & Emergency Risk Communication (CERC) (米国疾病予防センター リスクコミュニケーション部門)
- US Environmental Protection Agency. Communicating Radiation Risk. Crisis Communications for Emergency Responder(米国環境保護省 放射線リスクのコミュニケーション 緊急対応要員のためのクライシスコミュニケーション)
- 岡本正/著『災害復興法学Ⅱ』(慶應義塾大学出版会)
- 岡本正/著『被災したあなたを助けるお金とくらしの話』(弘文堂)
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中野明安・津久井進/編、岡本正・今田健太郎・舘山史明・岩渕健彦・野村裕・永野海/著
『防災・減災の法務:事業継続のために何をすべきか』(有斐閣)